V模擬対策・国語が苦手という方へ~二南中 四砂中 西中の中3生へ
江東区北砂 個別指導学院TOCO西大島校 皆川です。
今回は、「国語の勉強の仕方がわからない・国語が苦手」という方のために書いてみます。
都立の本番の試験やVもぎの過去問を見てみると、1⃣2⃣漢字の読み書き、3⃣小説4⃣評論5⃣対談・古典
とこのような構成になっていますね。
苦手な人は、まず3⃣の小説を完璧に解けるように練習してみてください。小説の問題はかなりやさしめに作られています。ですから、多くの問題で練習すれば、全問正解も難しくありません。
まず、必ずやってほしいことがいくつかあります。それは、
最初のリード文をしっかり理解することです。(リード文とは、物語のそこまでの経緯がわかるように書かれたもののこと)
その物語の設定や登場人物のおかれた状況をしっかりと理解することが、本文の理解につながります。ここの部分の読み方が浅いと、本文の理解も当然、浅い読解になってしまいます。ですから、このリード文はしっかり読むようにしましょう。
また、国語が苦手な人は、自分の「主観」を回答に反映させてしまう傾向があります。過去の自分の経験に照らし合わせて、そこから自分の目線で考えてしまう癖が見受けられます。では、正しい解き方はというと、
本文の中に「根拠」を求める
ということです。
国語の問題は、「客観的にだれが読んでも、そのように解釈できる」という問題でないと、問題が作れません。ですから、本文中に、回答になるヒント・根拠にあたる部分が必ず存在します。選択肢を選ぶ際は、本文の根拠にあたる部分と選択肢を見比べて、正しく「言い換えられているもの」を選ぶようにします。
特に、小説問題の場合は、「心情の変化」に着目しながら読むと、比較的問題に対応しやすくなると思います。小説の問題では、「その人物のその時の気持ち」が問われることが多いからです。
いづれにせよ、1⃣2⃣漢字、3⃣の小説までは勉強すれば必ず点数に結びつきますので、普段から満点をめざす勉強をしてみてください。
ちなみに都立高校入試の国語の平均点を見てみると、
国語
令和6年 75.9点
令和5年 80.8点
令和4年 68.8点
令和3年 72.5点
令和2年 81.1点
過去五年は上記のようになっています。これは、平均がかなり高いといっていいと思います。
つまり、これだけ平均点が高いということは、国語で失敗すると、致命的になってしまう、ということでもあります。したがって、平均点か、平均点以上は取れるように準備をしていただきたいと思います。
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