『手紙屋――蛍雪編』(喜多川泰)の紹介②
江東区北砂 個別指導学院TOCO 西大島校 石戸です(vol.47)
前回、お約束した喜多川泰さんの書籍『手紙屋』を紹介します。
今日は内容のあらましです。
主人公は、スポーツだけに没頭していた高校2年の女子です。帰宅するやスマホを片手にベッドに寝そべる“ぐうたら”さんです。
遊ぶお金が欲しいからアルバイトをしたい気持ちをうちあけると父親から反対されます。漠然と大学へ進学したいという思いはあったが、積極的な理由がある訳ではありませんでした。将来の目標も定まっていないことから、大学をモラトリアムの期間ととらえていたのです。
高卒で働けば、お完之の面は楽になるが自由な時間が減る。そんなくらいの気持ちで大学進学を選んでいました。ただ、強い意志も継続力もないため、実力が伴ってきませんでした。
そんなある日、両親が毎年行く旅行にはついては行かず、夏休みの数日間、東京にある兄夫婦の家に泊まりに行くところから、この物語が始まります。兄から紹介された“手紙屋”という存在。兄自身も交通事故で下半身が動かせなくなり、車いす生活になってからというもの、その“手紙屋”なる人から人生のアドバイスを受けてきたのだといいます。兄は、体が不自由でも人生が豊かになったといい、妹に“手紙屋”に手紙を書いてみることを勧めたのです。
その中で、主人公の高2の子は、10回にわたって手紙をもらい、アドバイスを素直に聞き入れていきます。初めは半信半疑でしたが、前向きで生き生きとした高校生生活を送れることになっていきます。将来への目標も定まって、大学へも合格し、成長していくというドラマです。
これは、小説だから、最後はめでたしめでたしという終わり方をするとお思いになられるかと思いますが、10項目手紙に沿って物語が進められ、その中で具体的な手立てが書かれています。
- 「勉強も1つの道具である」と考えること
- 「学校で習うことだけが勉強ではない」ということ
- 「心の成長なくして、結果を手にすることはできない」ということ
- 「自分が生きる意味は、自分でつくっていける」ということ
- 「困難を可能にするのは、『意志』の力である」ということ
- 「成功するために必要なものは、方法ではなく行動である」いうこと。
- 「家に帰ってから最初に座る場所で、自分の人生が決まる」ということ
- 「『何をやるか』よりももっと大切なことがある」ということ
- 「すべての教科が、人生を豊かにするきっかけになる」ということ
- 「今日1日の勉強が、将来の世界を大きく変える」ということ
次回は、この10項目1つ1つについて、少しだけ詳しく紹介させていただくつもりです。
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