叱ることと誉めることの「まことの時」のバランス
江東区北砂 個別指導学院TOCO西大島校 石戸です。(Vol.58)
私は、すぐに子どもを誉めようとする、と思われているようです。
確かに叱るよりも良いところを誉めて伸ばしたい、持っている可能性を引き出したいとの思いは変わりません。
ただし、闇雲にどんな時にでも、誉めるかと言えば、そんなことはありません。
自己肯定感は大切ですし、特に日本の子どもは他の先進国に比べ自己否定感が強いのは否めませんが。
近年は、無理に誉めることで、疲れている親もいるようです。また、まやかしの言葉や成功体験だけをさせようとするのもどこか違うのではないでしょうか。
あまりにも親として失敗を恐れていると子どもの成長に限界がきてしまうと考えられています。子どもは本来、好奇心の塊ですし、失敗という貴重な体験も含めて多くのことを学んでいきます。
小さな失敗も重ねる中で、強靭な精神も身についていくものです。
どう自己肯定感を高めていくか。それには、親が笑顔でいること、気まぐれな対応をしないこと、精一杯ぶつかっていくことでしょう。
また、わが子が失敗をしそうな時でも見守りながら、最終的にはフォローしてさえしてあげれば、その安心感から、強さ・逞しさが育まれていきます。
私自身も、自分の子どもが幼い自分、よほど危ないことをしない限り、ギリギリまで見守っていましたし、注意はしませんでした。
ただし、これ以上やらせては、この子が善悪の基準や危険なことを学べないままに大人になってしまう、という場面においては、思いっきり叱ったものです。
親のその真剣さの中に、子ども自身も羽目を外す部分も測っています。
叱るべき時に叱り、誉めるべき時に誉める。
叱らなくてはならない「まことの時」に叱らないでいて、年がら年中誉めていれば、むしろ社会に出てから弱い大人になってしまうでしょう。
「まことの時」という表現は難しいですが、「この時ばかりは」というメリハリが大切だと思っているのです。
いつの時も、何をしても許される、誉められるのではなく、善と悪や安全と危険などを鍛えていった上での、「最大・最強の称賛」であっていただきたいのです。
やる気が出てこない誉め方では、子どもたちは伸びません。
タイミングよく(まことの時)、短い言葉で、スパッと、笑顔で誉められた子どもは、心の中の奥底で、必ず深く刻まれていきます。
それが、条件反射的に相乗効果を生んでいきます。
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