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あらゆる困難に負けずに学ぶ姿勢、自・他(人類)のために

2026.11.7

江東区・北砂 個別指導学院TOCO西大島校 石戸です。(Vol.71)

 

山中伸弥先生と言えば、「iPS細胞」(人工多能性幹細胞)の作製技術を確立した理由により、2012にノーベル生理学・医学賞を(ジョン・ガードンと共同)受賞したことで有名です。「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」により、再生医学を大きく飛躍させた人物です。

当時、ノーベル賞受賞者の最も生年月日が若い人物でした。

研究費も少ない中、チャリティーマラソンで研究費を自ら稼ぐようなこともしていました。私は、山中先生と同じ年齢ということもあり、また、庶民的な人柄に魅了され、勝手に親近感をもち、手紙を書いたことがありました。講演の依頼です。

その返信は、意外なものでした。研究チームとして山中先生をサポートしている京都大学の研究室から届いたものでした。

返信の内容を簡単に述べると、こういうものでした。

「山中(先生)は、もうすぐ渡米します。今は、その渡米の準備に大忙しです。なぜ、渡米するかというと、米国の研究者たちが、『私たちもiPS細胞を発見していた』と言って、特許を独占しようとしているためです。」といった趣旨のものでした。

かくいう山中先生たちのチームは、というと、一握りの研究者だけが扱えるようにする儲け主義には反対でした。明確に、山中先生の方が先に「人工多能性幹細胞」を発見したことは、克明な記録に残っていました。

米国から裁判で争うことにされましたが、何年もかけて勝ったところで、その間に救える患者が一人でもいるはずなのだから、と和解をしました。

そういったところも、山中先生の器の広さでしょう。また、若いころ、上司に邪魔者扱いされたことがあったそうですが、紆余曲折しながら、目の前の一人の人を救いたい一念んで、研究の道に邁進されてきました。

ようやく、少しずつ、その成果が表れてきつつありますね。

私が当時書いた手紙は、「未来の科学者たちを輩出すべく、平易な言葉で、子どもたちに語ってくださいませんか。『いじめや怪我に負けないで、学ぶことを持続することの大切さ』を」といったことでした。

 

今では、多くの著作やテレビなどでも紹介されていますね。ぜひ、親子で、山中イズムに触れてみてください。

 

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